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メンバー:前回の四人(吉田、渡邊、近原、政井)に、中山と伊藤が加わった計六人。

活動時間:午後六時半~九時半まで。



基本メニューをいつも通り……

アイソレーション(①&②)

リズム取りは今回はなし。

前回使用したブロックの代わりになる重りがなかったので、
テーマ【重さ】①もなし。

しかし、前回居なかった人にルールを教え、
テーマ【速さ】①は実行。
テーマ【速さ】②は稽古場の狭さや人数などを考慮し、なし。

前回はトモハル入れて四人だったが、今回はトモハル入れなくても五人。
なので少し人数増えても出来るように途中でレベルを上げてみた。


テーマ【速さ】③
 レシピ:肉体・判断力・空間認識&把握能力・集中力・緻密さ・反射神経

①のアレンジ。
□ □

■ ■

まず、上の図のようにブロックの配置変えた。

これによりスローモーションと早歩きの切り替えは減ったが、
スローモーションの長さ(持続時間)が①の倍になった。


次に、四人が各隅から始めるのは同じだが、途中から更に一人追加投入することにした。

スローモーションの際の人の密度が濃くなった。
スローモーションの速度は皆一定なので、他人との間隔も一定。
かなり緻密に……。
なお、この場合、「リバース」の際に反射神経がより必要となる。
でないと衝突してしまうw

あまりに間隔がきつい場合の対処策としてはもちろん「スイッチ」がある。
しかし、「スイッチ」の声のかけ方は若干変更になる。
今までは四人だったため、対になる対角線上の二人を同時に入れ替えていたが、
今回は五人なので、対になるのは少々きつい。
なので「A君のみスイッチ」というように一人一人自由に命じることを可能とした。


声をかけて命じる側は、
多角的な視点による空間把握
柔軟かつ的確な(臨機応変の)対応
そしてその交通整理をするための先読み能力が必要となる。

トモハルには命じる側をお願いしたが、少々大変そうであった。
もっと精進すべし。




テーマ【時間】の準備
 レシピ 身体・筋力・集中力・バランス・緻密さ・再現性・緊張

まず六人居たので二組に分けた。

それぞれのチームで
ポーズ(ストップモーション)を二種類作ってもらった。
一つ目は右上方向なら二つ目は左下方向というように
対になる(全く違う)ポーズを考えてもらい、
チーム内メンバーのポーズの角度や緊張具合を細かく揃える。

次に、自分達の作ったポーズを別チームに教える作業。
もちろん細かく。
結果的にAチーム(①②)、Bチーム(③④)、
計四つのポーズを共有することになる。

そしたら準備は完了。



テーマ【時間】①

カウント 1ー2ー3ー4ー5ー6ー7ー8
ポーズ  ①-止-②-止-③-止-④-止

↑2カウントずつポーズを瞬時に無駄な動きを排除しながら切り替える。



テーマ【時間】②
①の応用でもあり、テーマ【速さ】③の応用でもある。

カウント 1ー2ー3ー4ー5ー6ー7ー8
ポーズ  ①-止-動ーー(スロー)-ー→ 

カウント 1ー2ー3ー4ー5ー6ー7ー8
ポーズ  ②-止-動ーー(スロー)-ー→ 

↑というように①→②→③→④という風にスローで徐々に切り替え1カウント目に必ずアクセントを置くと見栄え的に良い。2カウント目は静止しなければならないので……。


テーマ【時間】③
②の更なる応用で、私が振付師時代に群像(大衆)相手に使っていた手法。舞踏界で有名な伊藤キムのワークショップでさえ似たようなことをやっていたのにはさすがに驚いた。

言葉で説明出来ないが、カテゴリーとしては③ということにしておこう。

劇団員諸君、しっかり覚えておいてくれ!
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