意外な光

もう一週間も前の土曜日。そうみんなで飲んだ日だったな。

友人が大変尊敬している先生の講演があるから聞きに来ないか、と言うので立教大まで足を運んでました。
文芸評論家で、雑誌ユリイカの元編集長の三浦雅士先生。
この時は比較文明の話だったので、すごく難しかった(笑)
哲学を学んでる友人も難しいと笑顔で言ってました。
ただ探求心の強さには凄いものを感じました。

僕も探求心、好奇心つきない人間でありたいなぁ。

帰りはもう真っ暗で、校門まで友人が送ってくれました。
夜の建物は、昼とは別の姿でそこにあった。

ライトが照らす蔦たち、光る時計、すごく綺麗だった。
ベンチに座り、オレンジ色に広がる視界にしばらく溶けていた。

携帯が揺れて、夜のベンチにもどってきた。
光る時計は眩しくて針が見えなかった。寒いがしゃーないのでポケットから手を出し、自分の時計を見た。

立ち上がり、僕の目的地へと向かった。

僕はふと振り返り、
意外なスポットだからクリスマスにでも恋人と行ってみては？
と呟いた。

えーっ宣伝！？

by全