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お待たせしましたm(_ _)m
観劇についての感想です。まずは大体のあらすじをパンフから、
幸せな毎日ではあるが、倦怠期にさしかかった姉夫婦のもとに、新婚旅行中のはずの妹が訪ねて来る。
妹が抱えてきた問題とは?
それを通して、夫婦のあり方、幸福について考える…。驟雨(スコール)が降り注いだ後に、残るものは…。

まぁざっとこんな感じです。舞台は姉夫婦の居間。真ん中に丸いテーブルと三つの椅子、あとは後ろに棚があって壁&窓って作りです。
割に簡素、そこで約一時間のセリフ劇。
というのも登場人物は全部で四人。 姉夫婦と妹、そして最初の方に出てくる家政婦のみ。
ですから、大体40分以上は妹の旦那についての話を姉夫婦と共に客である我々も聞くという感じです。
ほぼ座ってて、旦那が話に加わってからはタバコ入れを取るのと、最後妹が去ろうするところ以外は永遠と…(-"-;)僕はきちんと座ってました。
これといってダイミックなシーンもなく、夫婦の話(愚痴)を聞いてました。
ちょっと時代錯誤かとも思いました、イマイチぴんときません。
実は妹さんは、すでに旦那を殺してました!みたいな話だとどうでしょう?(誰か教えてm(_ _)m)
僕はファンタジーにしても時代劇にしても、もちろん現代劇もですが、『今』やる意味を考えます。その人物がその時・その世界で何を思ってるのかも大事ですが、きっと今に通じるところもあるから。もし台本に普遍的なテーマがあれば尚更でしょう。
でもそれを理解せずに演じてしまえば、それはただのドラマとなり、客には何も伝わらずに終わってしまいます。
『虚構を現実に』って言葉を良く言ってる人が近くにいるんですが、そういうのをずっと信じてやってけたらって思います。

まぁだいぶ脱線しましたが、僕の知り合いは四人の内の一人、旦那役でしたのでセリフ量もあり、なかなか頑張ってました。
倦怠期の夫が何歳かは解りませんが妙にしっくりきてました。別に本人老けてるとかではないですよ(¬_¬) ただ倦怠期にさしかかってる夫が、話を聞いてるうちに変化していくところを出すのは困難だったように感じます。
なにせ椅子に座って会話をしてるだけですからね。
その辺は本人に直接聞きたいところ。
『俳優は思想を紹介する人形であってはならず、己の肉体を以て空間に詩を描く生きた人間でなければならない。格調ある美しい声の響きにより、明暗濃淡を工夫してこそ、躍動する生命のリズムを刻み、語られる言葉の美を効果的に果たすのだ』(岸田國士)

セリフは十分堪能させて貰いました、では次に肉体は?
さらに成長する彼にこれからも注目!

長々すみませんm(_ _)m
因みに『驟雨』(岸田國士)はビデオにもなってるので興味ある方はどうぞ。
凄く綺麗な作品だそうです~。
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★『虚構を現実に』って言葉を良く言ってる人
NAME: RADY
って俺じゃん!

今日、お会いした役者♀さんにも言った気がします^^
2006/09/20(Wed)23:59:34 編集
★感想の感想
NAME: まさい
個人的にはそういうの好きそうな気がします。ただ、見るなら体調万全でいきたいですね。寝不足なんかで行ったら最後まで意識を保っている自信がありません・・・

ところで、あれには誰も行かないんですかね?雨が降らなかったらドライブ(自転車)がてら行こうかな・・・最近自転車遠乗りがマイブームです。
2006/09/22(Fri)10:28:35 編集
★無題
NAME: 全
成瀬巳喜男監督っすね!
2006/09/22(Fri)16:15:11 編集
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