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演者である僕は、奇跡が起こらないと知っていた。でもヘルメルはそんなこと知らないのです。

不思議だ演劇

奇跡よ起きてくれと願ってくれた皆様、足を運んでくれた皆様。成功を祈ってくれた皆様。
本当にありがとうございました。

イプセンが時代を敵に回してまで、問いたかった男女や社会の問題。

今ではちょっと考えにくいかもしれません。

でも言ってみれば、ちょっとした考え方の違いなんです。
僕らは何かを信じてます、それがちょっと違ったんです。

奇跡とは常識では考えられないこと。
イプセンの時代では、ノーラが出て行くのは立派な奇跡。

男から見れば絶望かもしれません、女性から見れば奇跡の始まりだった。

だがそんなヘルメルも最後には奇跡を信じます。

結局人間は、見えない希望をもたないと生きていけないのかもしれません。
だからイプセンは最後にヘルメルを救ってくれた。そう思ったりしてます
それが今の社会につながってる。

そんな風に思うと、やはり古典作品の偉大さを感じます。

これから
表現とは、演技とは、演劇とは何かを改めて考え、また新たなことに挑戦していけたらと思います。

長い時間、劇場で観劇して頂いた方々に深くお礼を申し上げます。


by全



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