忍者ブログ
公式HPへ    ブログTOPへ
← NO.2295 NO.2294 NO.2293 NO.2292 NO.2263 NO.2291 NO.2290 NO.2289 NO.2288 NO.2287 NO.2286
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



この瞬間を観られたかたはどれくらい居るでしょう。

この瞬間を観られなかったかたはどれくらい居るでしょう。

私は、
この瞬間を生み出すための指揮者であり、

様々な者達が、
私のクレイジーかつ最高な、
わがままを、
脳内イメージを、
具現化しようと汗水・鼻水・涙を垂らした。

私はかつて、
これほど憎んだことはありません。

同時に、
これほど苦しんだことはありません。

これほど成功を願ったことはありません。

演劇にさよならをすべきか、
自分にさよならをすべきか、

私は絶望の中に、かすかな光を求めたのかもしれません。

私はやっぱり舞台空間の中で死にたい。



新橋演舞場に立った子供の頃。

北大路欣也演じる伊達政宗の幼少期、梵天丸に抜擢され、
わけもわからず小学校を欠席しまくり、公演していた頃。

私は、あの頃に戻りたい。ずっとそう思っていた。
医者の誤診がなければ、親は私に役者を続けさせていただろう。

だけど僕がもし、
役者を続けていたのなら、
絶対に、
この瞬間に立ち会うことは出来なかった、はずである。

リアリズム? くそ喰らえ。
生きた舞台? 俺は死神。そんな舞台、壊してやる。
死ぬ舞台! 死ねる舞台!!! 俺はその空間に骨を埋める。

血は立ったまま眠るのだ。

生きることにこだわり、
のうのうと過ごすくらいなら、
剥製に魂を入れてやる。
死の舞踏を演じさせてやる。

その死を乗り越え、息を吹き返し、生還せよ。
生まれ変われ。

これは、
一度地獄を見た人間が、
地獄を這いずり回っている者達へ届けるメッセージである。

さあ、楽日。
我々は、人形の家の稽古の地獄の日々から
解放されるだろうか。
甦ることが出来るだろうか。

しっかり気張ってくださいね!!!


by RADY KESHY
PR
●この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
●この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
動画(PC用)

第五回「喫茶カーニバル」
☆ オープニングダンス
★ クライマックス
第十回「そして誰も居なくなった」
☆ ダイジェスト01
公演写真館
第八回:写真館(PC専用)へ
これは彼の走馬灯、眠る彼女の夢世界 ~ロミオとジュリエットより~

第十二回:写真館(PC専用)へ
メディア ~私は世界を拒絶する~

第十四回:写真館(PC専用)へ
人形の家