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とうとう8月入りましたね。
1日は映画サービスデー。
女の人じゃなくても1000円で映画を観られる日!
うふふ……

てことで近さんと行ってきました、池袋♪

午後六時の回が既に立ち見の状態だったので、
午後八時半の回にしました。

さすが興行収入がいい意味でやばいだけありますね。
私の周りの観に行った人の感想はボロクソですけどね^^;

なので先にラーメン二郎へ行きました。
もちろん、いつものトッピング(全増し・野菜ニンニク増し増し)

そうなんです。
ジロってからゲ○ったのですw
 ↑
上の○には「ド」が入ります。間違っても「ロ」は入れないでくださいw


宮崎吾朗監督「ゲド戦記」

一言で言うなら
「最高のミュージッククリップであり、最低の長編アニメ映画」


CMで良く流れていたあの「テルーの唄」
挿入歌(BG)ではなく、テルーが突然歌い出した。
しかも丸々ではなかろうか。
数分間歌い、その間の映像は特に何もない広い野原!?っぽい風景と歌っているテルーとが適当に切り替わる手法。

全体的に説明不足な物語なのだし、ファンタジーは世界観が大事なのだから説明的でもいいから唄の最中にでも世界観の分かる映像を流してほしかった。


CM繋がりでもう一つ。
テルーの「命を~大嫌いだ」の気になってたセリフ回しについて。
セリフの棒読み具合に慣れたのか、
あの作画の荒さ(新聞ではわざと荒々しくしたと書いてあったけど……)に合っていたのか、
抑揚のないセリフ回しは違和感なかった……。
テルーだけでなく、他の人も極めて棒読みに近かったかなぁ。
味がある場合もあるけど、全員がそれをやっちゃねぇ……。


絵についてちょっとばかし出たので、一応記そう。

セルが少ない気がする、父親のアニメーションよりもね。
父親と比べるなと言われるかもしれないが、
絵柄が酷似しているからこそ、そう言いたくなる。
とにかく、人や物の動きが汚く見えた。
荒々しいを通り越してね。
冒頭の嵐のシーンの海とか、竜の共食いのシーンの雲とかね。
あと主人公アレンがハイタカに街の雰囲気を見て「お祭りですか?」って聞くんだけど、その街の感じ……。
どう考えても祭りに見えん。
にぎやかというよりただ人がたくさん歩いてるだけ。
『千と千尋の神隠し』の街のほうが祭りって感じw
あと、そのシーンで坂道を(左から右へ)下ってる映像があるんだけど、そうすると背景の店とかは当然左へ消える。
消える順番に店の人が客にセールストークをぶちかますのってどうなのよ?
何も消える順番でなくったっていいじゃない。
初めて!?その街を見たアレンがお祭りだと勘違いするくらいなんでしょ?
う~ん、まあとにかく活気がないっていうか、動きが少ないっていうか……。


物語は正直意味不明。説明不足。
「世界の均衡が崩れている。それは人間の仕業によるものだ」って感じで大賢人(魔法使いの偉い人!?)ハイタカは各地を旅してるみたいなんだけど、荒れ果てた家とかはあっても正直良く分からない。
むしろ、世界の異変を調べる壮大なストーリーだと思って観ていたら、最終的にテナー(恋人!?)の家とクモ(敵)の城のシーンが行ったり来たり……。
あと、なんで魔法使える魔法使いが少なくなったのかなぁ?
なんでネタはあまりに多すぎるからここに記すことはしない。
まじで切りがない。


世界観については、本当に疑問点が多い。
切りがないので適当に……。
冒頭の嵐のシーンで竜が共食いみたいなことしてるんだけど……、その後、城のシーンで竜が人間界に現れるとは……みたいなことを言ってるのよ。
その割に頻繁に竜が出てくる。最後、たくさんの竜が飛んでるし……。


竜の話が出てきたんであるシーンについて
アレンが敵の部屋のベッドに腰掛けてるところへ、アレンの剣を持ったテルーが現れる。
そして最終的にそのシーンでテルーとアレンが抱き合うのだが、
抱き合った瞬間、心が通い合ったのか!?突然精神世界のような映像に切り替わる。
超笑った。
手塚治虫の「奇子」の近親相姦の絡みのシーンで、
細長い形の岩の上で寝そべりながら仰け反る女、そしてその岩に打ち付ける激しい波、
というような絵があるのだが、まさにそれを思い出した。
いつの間にか敵の部屋から映像が切り替わる。
細長い岩の上に立っているアレンとテルー。
美しい風景が広がっている。
そこに突然竜がどこからともなく現れて、飛び去っていく。
そして元のシーン(敵の部屋)へ……。

そのシーンを観て私は混乱することとなる。

というのは、
二人の愛が竜を呼ぶ(ベタベタで失礼w)のかと思ったのだが、
クライマックスでなんとテルーが竜になったのだ!
最後は人間の姿に戻るけど……。
そうです! ドラクエで言うところのドラゴラム(ドラゴンに変身する呪文)です。
もう、まさに、まじでーーーーー!?って感じw
しかも命の大切さを唐突に語ったテルー本人がクモに火をぶっ放っすし……(笑


そうそう、先ほども出たけど例のCMに使われてたセリフ「命を……大嫌いだ」
これ、なんでそんなこと言ってるか、分かってしまった時はある意味悲しかった……、いや、虚しかった……。
アレンが人さらいに襲われそうになっていたテルーを助ける際、人格が少し変わり、「命なんかいるか」と呟いてその人さらい達を叩きのめすのです。
今、それだけ!?って思ったでしょ!





えぇ、それだけdeath!


うーん、とにかく世界観は説明不足だった。
肝心な所は殆ど登場人物の台詞で一応説明してくれてはいるんだけど、それでも説明不足だった。
というか謎が多すぎた。


謎で思い出したけど、最初のほう、シーンの終わり方が結構同じ感じだった。
長塚圭史「ウィー・トーマス」を思い出したよ。
あれはシーンが同じような感じ(見た目のインパクト勝負)で始まった。
この映画はその逆。
どんな風な終わり方をしてるのかと言いますと、いちいち謎を提示(匂わ)して終わるのですよ。
しかも少しもそれらが消化されないで作品自体が終わってしまう。


セリフは抑揚のない棒読みっつ~のは言ったけど、一つ言い忘れたことがあった。
様々なBGMがやたら垂れ流されてたのだが、ハイタカのセリフが聞こえんかった。
ぼそぼそしゃべってるせいもあるのだろうが、それを見越してBGMのゲージ(音量)を下げてほしかった。
他の人のセリフも聞き取りづらかった。


宮崎駿のアニメ映画が1800円ってのが安すぎるのか、
今回の宮崎吾朗のアニメ映画が1800円ってのが高いのか、
良く分からん……。


とは言え、
今回も宮崎駿の偉大さを再認識することとなったのは間違いないだろう。


本当は、
新人映画監督宮崎吾朗による「ゲド戦記」という観点からと、
あの巨匠宮崎駿の息子によるジブリブランド「ゲド戦記」という観点から、
色々と考察してしっかり分けて記したかったのだが、
蜷川幸雄の感想を記すのに疲れたので断念w
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コメント
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★無題
NAME: ちかさん
上野のツタヤはいいとこです☆後、二郎が出来たらいいなぁ・・・。
2006/08/06(Sun)00:16:05 編集
★無題
NAME: RADY
上野に劇場も出来たし、
上野最強伝説の始まりやなw
2006/08/07(Mon)00:31:29 編集
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