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昨夜、
亀田興毅が新王者になりましたね。

彼やその兄弟や父親がTVでしょっちゅう特集されていたけど、
私は全く興味なかった人間なのです。

じゃあなぜブログにその名を書いているのだ、と当然思うだろう。

王者になったから …… NO(どうでもいい)

判定に不満だから …… NO(どうでもいい)


答えは、
判定問題による激しいバッシングに対している彼の態度に拍手をあげたいからだ。



19歳の青年、亀田興毅。

ボクシング一筋の彼のトレーナーは自分の父親。
素人と呼ばれながらも父親は自分の夢、そして息子の夢を叶えるため、日々奮闘した。
青年はチャンピオンになって親父を素人と馬鹿にした人間達を見返してやると意気込んで、闘いのリングに上がり続けた

そして8月2日、運命の日『世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦』

彼は闘った。序盤で一瞬ダウンした彼だが、それでも闘い続けた

判定は1対2。

その結果、念願のチャンピオンになり、真っ先にチャンピオンベルトを親父につけた。
いつも強気な態度の彼が「不甲斐ない試合を見せた」と観客に謝り涙を流しながら勝利したことをんでいた。


翌日、いや彼が判定勝ちした瞬間からだろう。
その勝利の判定に批判の声が上がるとは、彼やその父、兄弟、そして彼の勝利を喜んでいた人は予想しただろうか。

興奮などあったのだろう。
ろくな睡眠も取れてない彼は、激しい闘いの傷を隠すかのように大きなサングラスをかけて取材を受けていた。

判定に批判の声が多数届いていることに対し、青年は、
「好きに何でも言ったらええ。人それぞれの意見があるからな」と反論せず、「次はもっと強くなる」と巻き返しを誓った
そして「おやじも『分かったことがいっぱいある』と言っていたし、また練習や」と精進も誓った

会見に同席した金平桂一郎・協栄ジム会長(40)によると、ジムのホームページはメールが殺到してサーバーがダウンしたという。
「メールの中身は見ていないが、恐らく(判定への)抗議でしょう」と金のこと。

中継のTBSには電話やメールなどでの抗議が6万件……。
「番組開始から試合までが長い」「判定に納得がいかない」の二種類のようだ。
割合としてはほぼ半々とのこと。

さて、対戦相手のパンチや親父の気合いの張り手よりも痛い観客のバッシングを受け続ける新王者が居る一方、敗者となったランダエタは……。

ベネズエラの日本大使館にたくさんの激励メールが寄せられているようだ。
その全てが「試合はあなたの方が勝っていた」「ランダエタ選手の紳士的な態度、ファイティングスピリットは素晴らしかった」というようなもの。



亀田興毅の大人!?な態度と、観客の恐ろしさ、
いやはや勉強になりますなぁ~
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