忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【8月21日(金) 5日目】

前々日アバウトにやったP.5を細かく調整。
その後、P.6のラストのほう(夫の療養の話終わり)まで。

新規では1枚しか進まなかったが、
これも必然、なのだろう。

昨日先回りしてレクチャーした、
アクション・ポイントの探知について、
もう一度発言。



○ 考察 ----------

アクション・ポイントの探知。

自己陶酔演技は敵。
陶酔してなくても、感情引き摺り型演技は敵。
必要以上の引き摺りはNG、ということである。

感情の飛躍を!!!
長ぜりふが多い我々には必須スキル。

感情の起伏・切り替えによる、語りの変化。
強弱(音圧)、高低(音程)、早遅(リズム)、明暗(音色)の選択。

その変化が生じるということは
それと同様に、ムーブメントの変化も当然ある。
感情が切り替わるのだから。

動線の大まかな分類(三種)
エス(S):弧 → 楽
アイ(I):線 → 喜・怒
イナヅマ:点 → 哀

動線のその他の分類
速度(早遅)、質感(硬柔)



by RADY KESHY
PR
【8月20日(木) 4日目】

ほぼ進まず。

ノーラ&ヘルメル、私用により欠席。
リンデ夫人はまだ来れないので、
計二人しか参加出来ない状況。
今回は五人芝居なのです!!!

えー、ぶっちゃけ何も出来ない。
まだ、ランクとクログスタは登場してないので。

そんな中、
ランク役のトモハル氏、
前日、歯を抜いたため、生じたと思われる頭痛と、
痛み止めの副作用による眠気でダウン。
廊下にてグロッキー状態。
なので放置。
ちゃーんと台本把握してた模様(途中死w)。

稽古場には私(演出ラディー)とクログスタ役の近原氏^^;
一瞬だけ現れ、すぐに去る場面がちょい後にあったんで、
そこだけ当りを付けた。一瞬だったw

読みは、この部分に関しては口立てがだいぶ前に完了しており、意外と良い感じだった。
「口立て」っていうか、
要は「せりふ回しの模倣」、伝統芸能でいうところのお稽古。
その習得した技術をちゃんと自分なりに昇華させているようだった。
まだ甘い部分もあるけれど。

役柄としての「姿勢」の問題について少々アドバイス。
あと、アクション・ポイントの探知について、先回りしてレクチャー。

その後、ひたすらトーク。
役や物語の解釈を深めるためのトークが出来たので、
別にこの日自体が不毛な時間にはならなかった。

昔から現在まで蔓延る、色々なお話。
それをまとめて下記に記しておく。



○ 考察 ----------


女は家事をしてればいい。女が働くことはNG。
そういう古くさい考えをしている男が未だ居る。


女性差別撲滅するなら、女性優遇も撲滅したら?
レディース・デー etc。
まあこれについては企業戦略でもあるわけで、
いかに女性を味方につけるか的な。
ということは世の中女性社会じゃって思うかもしれないけど、
そういう風に仕組んでるのは大概男。
つまり男性社会の枠組みは消えてない。
結局、女性を弱いと見なす男に責任がある。
でもそれに甘える女も女。
だから女と仕事したくない。
同じ賃金なのに、
男のほうがきつい仕事するはめになることが多々ある。
非常に理不尽。不公平。


女性専用車両はOKで、男性専用車両はNGらしい。
ならば女性「専用」っていうと不公平な感じするから、
「隔離」車両とか、
この場合の「女性」を「弱い者」と位置づけるなら、
弱者専用車両とかにすれば良い。


男性社会の定めた「法」が機能している世の中で、
女性を裁くことは出来るのか?
「男」は「女」を理解することが出来るのか?
その逆も然り。
「男」は物こそ全て、金こそ全て、資本主義。
「女」は心・愛・絆・目に見えぬモノを信じる。
互いに相容れない!?


互いの幻想・理想が崩れた時、
彼らの思い込みが強かったり、
彼らが完璧主義だったなら
二人の仲は一瞬で崩れ去るだろう。


「好き」「一緒に居たい」「愛してる」
全て似て非なるモノ。
「愛でる」「ただ愛でている」「金を与えてる」は特に。


自分自身の教育のためとは言え、
いくら母親である(子供を育てる)資格ないとは言え、
子供を置いて立ち去るのはいかがなものか?
幻想が崩れ、夫が理想でなかったことが分かり、
赤の他人と生活をともにしていたと思えてきたということは、
赤の他人との間に子供を作り、それに耐えられなくなって、
「捨てた」とも受け取れる。
かつて「人形の家」の結末に納得しなかった演出家や女優が、
作家に書き直させたという逸話がある。
元々の(現在残っている)結末は、
「妻が夫だけでなく、子供を置いて、家を出て行く」というもの。
当時書き直された結末は、
「夫が妻を寝ている子供の寝室に連れて行き、妻であるノーラが大泣きして和解する」的なものだったらしい。
作家イプセンは
「他人の手で壊されるくらいなら自分で」という感じだったらしいが、
のちに「最悪だった」と言った模様(笑
当時、それくらいセンセーショナルな作品で、
男性の観客は、
「自分の妻がノーラと同じように立ち去るのではないか」と戦々恐々だったようだ。(取り越し苦労で終わったようだが)
それでも、社交界では
「人形の家の話禁止」という触書が登場したようだ。



by RADY KESHY
歯痛が鈍くなりつつある今日この頃。


久々に舞台の上へ。
代役として立ちましたが、
やはりここは特別な空間だ。
一瞬でも緊張感を解くと全てが終わっちまう。

まだまだ【会話】というより、役の雰囲気を掴むので必死になってる感がアリアリですが、
やはり上手くいくと面白い。


探り探りではなく、パンキッシュに弾けろアメリカーン!!みたいな演技が出来たらって思う。

女でも男でも、老若含め・どんな性格であっても喜怒哀楽は同じ、
絶対現せるはずなんだから【勇気】を持って、
自由に演じてみないとね。


【P.S.】
稽古前半・三分割した稽古場で、それぞれ三人の役者が相手役を想像しながら練習してるのを見てる時、
なんか役者だなってつくづく感じました。




ともはる
【8月19日(水) 3日目】

復習のみ! シャドーで。

同じ広さの空間を2つ作り、隔離。

ノーラ(ヒロイン)のための空間と、
ヘルメル(ヒーロー)のための空間。
そして各自が動く。自主練的な感じ。
私はちょこちょこ各自にアドバイス(駄目出し&提案)。

互いにやりたい部分を勝手にやる。
一緒にやりたいと思えば、
相手のセリフに合わせて、自分のセリフを返してやればいい。

普通の稽古と違うのは、そんな時も一緒の面(空間)に存在しないこと。

シャドー・ボクシングならぬ、シャドー・アクトである。



○ 考察 ----------

一人で空間を埋める意識。
ACTにより生み出される、発生するエネルギーを意識。
内在エネルギーを外へ放出させよ。
より密度・純度の高いエネルギーに昇華せよ。
相方が居なくても、仮想化した相方を認識出来るように。

じきに相方と合わせた時の、化学変化に期待。
それについてはまだちょい先。
まずはリアクションさせるためのエネルギーを練らねば。



○ 感想 ----------

セリフのリズムとムーブのリズム
よくなってきた。だいぶシンク(同期)してきた。
じきにそのシンクをあえて崩すようなこともせねばならぬが、
とにかくまずは自分の紡ぎ出した言霊の中、漂わねばなるまい。
リズム感。
自分の紡ぎ出したエネルギーに責任を。



○ P.S. ----------
この日はおやしらずを抜いてグロッキーな吉田くんが遅刻で現れる。
顔の片側が四角くなってたw
尋常じゃない様子。
はるばる、定例会議のためだけに参上。
乙っす。
チラシ入稿日。DM〆切日。
出演メンバー最終決定。
土曜or日曜ロング稽古日。



by RADY KESHY
稽古後にマックで台本の書き込みをするのが日課になりつつあります。

昨日もコーヒー片手に書き込み開始。


・・・・・・(@_@;)

突如として襲いくる腹部の痛み。キューっとする痛み。

気のせいだとほっとくと、キュンキュッ増してくる。

何故だーと耐えながら理由を考える。あ、右手は動いたまま。


・・・・・・・・・・・・そういえば、稽古の後半お腹鳴りっぱなしだったわ。

ただの空腹でした。きゃ。

いや、でも中々の痛みでした。侮りがたし空腹!



by中山
【8月18日(火) 2日目】

復習+

P.2ラスト(お金のおねだり)から
P.4の真ん中(乳母現れる直前)まで

計1.7枚(0.2+1.5)完了。

その後、アバウトにP.5の最後ら辺まで

計1.3枚(0.5+0.8)進んだ。

原典で乳母はなかなか重要な位置を占めてはいるのですが、
諸事情により上演台本ではかなり割愛。
エッセンスは抽出し、ノーラの独白で対応。
乳母は実際に登場させず、呼び鈴orブザー鳴らして録音ヴォイス。
最初はコロス案もあったけど、情緒を優先しておそらくそうなるだろう。

で、アバウトにつけたのは、
リンデ夫人が9月にならないと降臨しないため。
だが次の人物が出てくるまで結構居るので、
近いうち、代役とかで対応し、
ノーラだけでもある程度固めておこうと思う。



○ 考察 ----------

我が劇団では、
アクションの型が、大まかに分けて三種類ある。
「ダンサブル」「コミカライズ」「トリック」

「ダンサブル・アクション」について。
「演舞」という呼称でもある。
文字通り、「演じて舞う」「舞うように演じる」ということである。

役者の肉体を中心に置き、
身体の奥底深くに眠る情念に呼応した激しいアクト“演舞”
シェイクスピアの独白をサイレントで表現出来るかという命題から生まれたものである。

「リアリズム」や「ネオ・リアリズム」を
「手振り、仕草、所作をそぎ落としていくもの」とするなら、
それと真逆である。

無論、必要な場面ではしっかりそぎ落とし抑制し、
「無」に近くなり、独特な「間」を体現する。
何も無いのでなく、「無」が在る状態。



○ 感想 ----------

動きが硬すぎる。ただ振り付けになってる。
自分で動作を必要以上に制限し、雁字搦めにし、苦しそう。
舞えてない。空気と戯れてない。場をかき回せてない。



by RADY KESHY
【8月17日(月) 1日目】

計1.3枚、完了。

P.1の真ん中ら辺(上機嫌に唄いながら現れる場面)から
P.2の最後ら辺(プレゼントを買ってきた話)まで

唄は「赤鼻のトナカイ」
プレゼントは当然、クリスマry
というか何より、
10月上旬上演作品にそんな時期のお話(笑

様子見ながら立ち稽古。
思っていたより役者動く予感。
古典シリーズ前作のギリシャ劇と質は違えど
腐っても古典シリーズ!
私が浅はかだったということかw
面白いことになりそうだ。

この稽古初日に、今回唯一の客演さんとなるだろう御方が降臨。
立ちを中断して、全三章ある中の第一章のみ、みんなで読み。

ゲスト様♀の読みは、思っていたより
可愛らしくキャピキャピした感じだったんで要・軌道修正。
未亡人で、やや疲れた感じの人を演じてもらうんで^^;

とは言え、初見読みだし、
今月終わりに別の舞台(1日発表会)を控えている身。
よくいらしてくれた。激しく感謝。

彼女は常連客演なので、我々のスタイルも知っているし、
とても心強いのは確か。セリフ量にびびってたが(笑
是非とも頑張って欲しいところ!



○ 考察 ----------

戯曲把握。特にシチュエーションを。
欲を言えば「状況」だけでなく、相手との「関係性」。
とりあえず最低限、そこを探ること。

そのリレーション(relation)が分かれば、
アクション&リアクションの道が開けるはずだ。

だが時に、リレーションの正規化は必要だ。
無駄(冗長性)と誤り(不整合)を減らすための情報共有。

ただし、相手がある程度のレベルの解釈に至っていないと、
混乱する可能性もあるので要注意。

その場合は、やむなく非正規化することも必要になってくる。
パフォーマンス向上のために、データの一貫性を犠牲に……。
(あまりあってはならぬことではある)

人数多いと混乱の危険性も大だが、
今回はそうではないので、出来るのではないだろうか。



by RADY KESHY
忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
動画(PC用)

第五回「喫茶カーニバル」
☆ オープニングダンス
★ クライマックス
第十回「そして誰も居なくなった」
☆ ダイジェスト01
公演写真館
第八回:写真館(PC専用)へ
これは彼の走馬灯、眠る彼女の夢世界 ~ロミオとジュリエットより~

第十二回:写真館(PC専用)へ
メディア ~私は世界を拒絶する~

第十四回:写真館(PC専用)へ
人形の家