【リレー】稽古の話

ともはるさんから『稽古』を受け取ることにしました。
演劇人には馴染み深い、その言葉。楽しく・ほろ苦く、汗と涙と色々と、本番を迎える為の大事な時間。

高校で演劇部だった頃は放課後になるたびに『さぁ、稽古だー』などと言ってました。

そんな演劇部の稽古でかかせなかったものが【カチンコ】。

平たい板を黒いガムテープを巻き付けて真っ黒にしたのを二枚くっつけて作ったお手製カチンコ。

どの代からあるのか分からない程、古くて使い込まれてます。カチンコの音は手拍子よりも響く“パン”だった。

シーン稽古は『よーい“　”(カチンコの音)』で始まるり、止まる時は『“　”』が短く鳴り響く。

演出をつける顧問の先生の指導が入った後、『よろしくお願いします。よーい“”』で再開。

くる日もくる日も高校生活三年間ずっと。

部員不足で悩んだ時も、眠気との戦いだった朝練も、8月31日の気怠い午後も。
夏も秋も冬も春も、朝も昼も夜も。

途方に暮れて、元気がこれっぽっちも出ない時でもカチンコを鳴らせば稽古が始まった。

もし部室に足を運べるなら最初にカチンコを触りに行きたい。そん位好き。

でも大学に行ってからカチンコ使う稽古番は相当珍しかったってことを知ったのだけども。

たまには【カチンコ】の音を聞いて稽古したいなーって思います。

写メはザッツから4ヶ月経過した頃の(´∀｀）

次はナベさんです。

by中山

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