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八ヶ月に及ぶ壮絶な闘いが終わりました。
第14回公演を10月に終え、劇団の方向性を決めかねていた時に偶然見つけた今回の芸術祭。
どうせアクが強い団体であることには変わらないんだから、この際アクを極めよう、試してみよう的な感じでビデオ審査を受けました。(一次審査)
二次審査では実技。
初めてのシアターΧの舞台を踏みました。
緊張で口の中がカラカラになりました( ̄◇ ̄;)
デカい、
というより天井の高さに何故か偉く感動。
ING特有の高さ(祈り)のエレメントってまさにこういうことさ、って独りで磁場を感じてました。
そして、
その時に言われた審査員からの助言。
『言葉に反応してるだけ』
(要は形っぽい)
『神様から与えられたものを大事にしろ』
(偶然発生した形を整えるのではなく、もっと流動的にしていく。)
そこでなんと一から作り直し、全編を曲に乗せやることに。
更に20分の作品を40分使用にするわけだから絶望的な四ヶ月強だなと思いました。
先ずコロスが取り組んだことは演出→演技の構造を、
いや、正式にはそれに頼りすぎていた体質を払拭するところから始めました。
稽古前やオフの日には必ず集まり、一つ一つのセリフを理解し、アクションを決めていく作業を繰り返しました。
まとまりの欠ける話し合いをしていく内に何度も用いられるいくつか言葉が生まれ、それが共通言語となり気道に乗り始めたのが一ヶ月後くらい、
その時はまだオープニングの二分間が完成しただけで、セリフに入る前段階でした。
ここからスピードに乗るかと思いきや、一向に話し合いの頻度は変わらず、稽古場でもアクションの稽古というより話し合いへ。
これには原因があって、
コロスの中でリーダーを決めなかった、いや、敢えて言うなら作りたくなかったことが要因だったのです。
そのため
一人一人の意見を聞き出し、皆が納得してから決定していたので決断する人がいなかったんです。
結局稽古後半で僕がやることになりましたが、この決断をするという部分では少々課題が残る結果となりました。
皆で創っているという意識をもっと植えつけたかったし、その決断をさせることでもっと責任感を持って貰いたかった。そのため僕が中心となる形だけは避けたかった。
これが今後の2人の成長になると信じて。
そんな野望を拘り過ぎて、後半時間がなくなり、ついに演出家が振り入れをするはめの大ピンチに!
もうダメだと諦め掛けたんですが、
なんと昼稽古が三回程あり、その時に奇跡的ペースで進んだため、
助言とニュアンスを演出して貰うだけに留まり、首の皮一枚つながりました。
このことが切っ掛けで僕の中で考え方が変わりました。
それまでも振りを作ることはあっても、それは演出家の求めるものをとい
う感じだったのが、
もっと作品に集中しないとって思えた。
しかし、よく考えたら演出家だって作品のために存在しているものなんだから、僕ら演者だってそうあるべきなんだ。
だから責任は同等にある。
選択だってしなきゃならない、
なんでこんなことに今まで気がつかなかったんだろう?
『お前らが創ってるんだ』
って言葉がようやく頭で無く、身体で理解した瞬間だった。
そしたら急に怖くなった。だってこれでもし客につまんないって言われたら自分の責任だもんね?
そんなわけでそれからめちゃくちゃアクションとかチェックするようになった。
お陰で動きを決め過ぎて振りっぽいってダメだし貰ってまた直したりと面倒なことやってたけど。
他団体の、
特に舞踊の団体の公演やDVDは結構参考なってよく観ました。
そして絶望しました。
今までふーーんくらいに思ってたものが興味の対象になって、良
く見えること良く見えること。
何しろ身体のキレでは圧倒的に負けてるんで、
取り合えず感情だけは、思いだけは伝わるようにニュアンスを話し合い、細部に魂をって気持ちで練習しました。
何しろ必死になってこの八ヶ月を過ごしました。
個人的も、
劇団的にも、
仕事的にも、
もうどうしよう状態で、
もしこれで何も出来ないならどうしようもないと覚悟を決めて挑んだ芸術祭。
めちゃくちゃ未
熟で、理想なんて遥か彼方にあって、周りに迷惑ばかりかけるけど、
結局みんなに救われて自分は今居るんだって思いましたね。
引っ張ってたつもりが、
本番でもチカさんに支えられ、遠藤くんに助けられ、正樹に救われた。
もちろん団員みんなにも。
結局僕一人なら何もしなかったし、何も変わらなかった。
『皆で創ってるんだ』
って提言していて、それを本当に理解したのが本番中の瞬間ですからね。
お恥ずかしい(>_<)
仕事も五年続けたファミマをやめ、今までの10倍くらい演劇にパワーを傾けてみて、
失ったものも大きいけど,得たものもまた大きかったなと思いました。
実際こんなに取り組めたんだった感動しました。
今までのバイトや私生活の合間を縫って、それでも必死にやってたから限界かなって考えをぶっ飛ばしましたね、実際。
この芸術には本当に終わりがなくて、たまに嫌になるけど今回は
そこに感謝します。
長々と吉田の感想を書きましたが、
最後に、
観に来てくれたお客さまには感謝の気持ちでいっぱいですm(._.)m
そしてこの公演に携わってくれた客演さん、シアターΧの皆様にも御礼を、
ありがとうございました!
もっとINGは進化していけるよう、これからも精進を続けますので、よろしくお願いします。
【記録】
二次選考より、稽古日数78日。
コロス会議は38回あったようです。
ともはる
第14回公演を10月に終え、劇団の方向性を決めかねていた時に偶然見つけた今回の芸術祭。
どうせアクが強い団体であることには変わらないんだから、この際アクを極めよう、試してみよう的な感じでビデオ審査を受けました。(一次審査)
二次審査では実技。
初めてのシアターΧの舞台を踏みました。
緊張で口の中がカラカラになりました( ̄◇ ̄;)
デカい、
というより天井の高さに何故か偉く感動。
ING特有の高さ(祈り)のエレメントってまさにこういうことさ、って独りで磁場を感じてました。
そして、
その時に言われた審査員からの助言。
『言葉に反応してるだけ』
(要は形っぽい)
『神様から与えられたものを大事にしろ』
(偶然発生した形を整えるのではなく、もっと流動的にしていく。)
そこでなんと一から作り直し、全編を曲に乗せやることに。
更に20分の作品を40分使用にするわけだから絶望的な四ヶ月強だなと思いました。
先ずコロスが取り組んだことは演出→演技の構造を、
いや、正式にはそれに頼りすぎていた体質を払拭するところから始めました。
稽古前やオフの日には必ず集まり、一つ一つのセリフを理解し、アクションを決めていく作業を繰り返しました。
まとまりの欠ける話し合いをしていく内に何度も用いられるいくつか言葉が生まれ、それが共通言語となり気道に乗り始めたのが一ヶ月後くらい、
その時はまだオープニングの二分間が完成しただけで、セリフに入る前段階でした。
ここからスピードに乗るかと思いきや、一向に話し合いの頻度は変わらず、稽古場でもアクションの稽古というより話し合いへ。
これには原因があって、
コロスの中でリーダーを決めなかった、いや、敢えて言うなら作りたくなかったことが要因だったのです。
そのため
一人一人の意見を聞き出し、皆が納得してから決定していたので決断する人がいなかったんです。
結局稽古後半で僕がやることになりましたが、この決断をするという部分では少々課題が残る結果となりました。
皆で創っているという意識をもっと植えつけたかったし、その決断をさせることでもっと責任感を持って貰いたかった。そのため僕が中心となる形だけは避けたかった。
これが今後の2人の成長になると信じて。
そんな野望を拘り過ぎて、後半時間がなくなり、ついに演出家が振り入れをするはめの大ピンチに!
もうダメだと諦め掛けたんですが、
なんと昼稽古が三回程あり、その時に奇跡的ペースで進んだため、
助言とニュアンスを演出して貰うだけに留まり、首の皮一枚つながりました。
このことが切っ掛けで僕の中で考え方が変わりました。
それまでも振りを作ることはあっても、それは演出家の求めるものをとい
う感じだったのが、
もっと作品に集中しないとって思えた。
しかし、よく考えたら演出家だって作品のために存在しているものなんだから、僕ら演者だってそうあるべきなんだ。
だから責任は同等にある。
選択だってしなきゃならない、
なんでこんなことに今まで気がつかなかったんだろう?
『お前らが創ってるんだ』
って言葉がようやく頭で無く、身体で理解した瞬間だった。
そしたら急に怖くなった。だってこれでもし客につまんないって言われたら自分の責任だもんね?
そんなわけでそれからめちゃくちゃアクションとかチェックするようになった。
お陰で動きを決め過ぎて振りっぽいってダメだし貰ってまた直したりと面倒なことやってたけど。
他団体の、
特に舞踊の団体の公演やDVDは結構参考なってよく観ました。
そして絶望しました。
今までふーーんくらいに思ってたものが興味の対象になって、良
く見えること良く見えること。
何しろ身体のキレでは圧倒的に負けてるんで、
取り合えず感情だけは、思いだけは伝わるようにニュアンスを話し合い、細部に魂をって気持ちで練習しました。
何しろ必死になってこの八ヶ月を過ごしました。
個人的も、
劇団的にも、
仕事的にも、
もうどうしよう状態で、
もしこれで何も出来ないならどうしようもないと覚悟を決めて挑んだ芸術祭。
めちゃくちゃ未
熟で、理想なんて遥か彼方にあって、周りに迷惑ばかりかけるけど、
結局みんなに救われて自分は今居るんだって思いましたね。
引っ張ってたつもりが、
本番でもチカさんに支えられ、遠藤くんに助けられ、正樹に救われた。
もちろん団員みんなにも。
結局僕一人なら何もしなかったし、何も変わらなかった。
『皆で創ってるんだ』
って提言していて、それを本当に理解したのが本番中の瞬間ですからね。
お恥ずかしい(>_<)
仕事も五年続けたファミマをやめ、今までの10倍くらい演劇にパワーを傾けてみて、
失ったものも大きいけど,得たものもまた大きかったなと思いました。
実際こんなに取り組めたんだった感動しました。
今までのバイトや私生活の合間を縫って、それでも必死にやってたから限界かなって考えをぶっ飛ばしましたね、実際。
この芸術には本当に終わりがなくて、たまに嫌になるけど今回は
そこに感謝します。
長々と吉田の感想を書きましたが、
最後に、
観に来てくれたお客さまには感謝の気持ちでいっぱいですm(._.)m
そしてこの公演に携わってくれた客演さん、シアターΧの皆様にも御礼を、
ありがとうございました!
もっとINGは進化していけるよう、これからも精進を続けますので、よろしくお願いします。
【記録】
二次選考より、稽古日数78日。
コロス会議は38回あったようです。
ともはる
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