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終演直後に風邪をひいて鼻水ズビズビな日常を送っています。

一気に気持ちが緩んだんでしょうね。

稽古続きの身体は暫しの休息を欲しているようです。その前に書くべきことを書いときましょ。

『新・芸術とは・・・?』のこと。何とも大きいタイトルで、稽古中も本番期間もふとした瞬間に頭の中に浮かび上がってきました。

答えは出ていたのだけど、ずっと前から。

芸術とは何だ?と聞かれれば一言では表せないけれど、確かにあれは芸術だったとゆう体験をしたことがある。

ちょっとその事を書いてみようと思います。

2004年冬のこと。いや、2005年の年明け位だったかな、まその位の頃。

一枚の写真を見て、ある人は『美しい』と言いました。私は『残酷』だと泣きました。

流した涙の半分は衝撃によるものでした。人はこんなにも感じ方が違うのかと。

その写真は、著名な写真コンテストで最優秀に輝きました。

ただ事実を切り取っただけではなく、私のように泣いたり・ある人のように興奮したり、そういった衝撃を与える表現が写真に宿っていたのだと思います。

その写真は暫くの間、私にとって見るのも辛いトラウマ的存在でした。

しかし古典作品を演じるにあたり、その写真は私の役作りを根幹から支えてくれた重要アイテムでもありました。多分、今も。

美しく残酷で、そこにただ在るもの。

喚起させる力があるもの。
あの時よりも今、私は一つのことから多くの事を感じ取りたいと思います。
肯定も否定も両方受け入れたい。

どちらとも取れる考え方をもつのをズルイと言われたことがあります。でも改めるつもりはありません。

たくさんのことを受け取って一つのことを表現したいから。

それは真っ白い豆腐のように、焼いてよし煮てよし炒めてよし発酵させてよし、甘味につかってもよし。

大事なのは、どの一面を切り取るのか。切り取る私は何を思っているのか・・・と。

手前勝手な話はこれで締めくくり。

ご来場いただいたお客様、公演に携わってくれた全ての方へ感謝を。

経験を糧に次なる舞台へと精進します。


by中山
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