天晴れ、天晴れ。

もう今日は木曜日、先週『新・芸術とは…？』の幕が開いたのも木曜日でした。
光陰矢のごとしとはこのことか、時の進みに圧倒されるばかりです。

『新・芸術とは…？』における、ING版修禅寺物語無事に終演いたしました。

ご来場いただいたお客様、もちろん楽園王目当てのお客様も、
ありがとうございました。

楽しんでいただけましたでしょうか？
頭を抱え込んでくれたでしょうか？
脳内をfull回転させてさせてくれましたか？


いろんな観方があると思いますが、
観客の心中に芝居を見ることがどのように響き、
映画や小説との違いや
今のこの時代に存在する芸術のありかたを感覚的にでもなにか、ポンと胸をたたいて、
『新・芸術とは…？』が意味をなします。

本望、無念、いろんな形で人間は生涯を終えます。

さぁ、自分はどのようにこれからを生きるべきか。
突き刺されるような作品でした。

僕らの描いた
夜叉王は地獄でも作品を作り続けている。
それはとても孤独で、つらいことのようにも映ります。
選ばれた者のみが、住むことを許された地獄。

本望にいたったからこその辛さかもしれません。

それに比べ、頼家はあまりに無念な終わりを迎えます。
手をさしのべても、空を掴むばかりで、最後は何も思うこともなく消えていった。

綺麗ばかりじゃない世の中にどのように、向き合うか。
これからもしっかり地に足をつけ、見つめていきたいと思います。


芸術とは、時代や利用のされ方で様々な意味を持ちます。
変幻自在の秘密兵器。

これからどのような道を辿るのか、しっかり見極めなければならない。

長くなりましたが、鼻眼鏡、ふんどしにバスローブ。
飛び道具を身にまとった姿はどうでしたでしょうか？
すこしでも皆様がにやけてくれたなら、将軍も幸せでしょう。

もう今日から、楽園王『仮病ガール』が開幕します。
劇場内に、将軍もお手伝いでいますので、またあのモジャモジャに会いたかったらご来場ください(笑)

注)鼻眼鏡はしてませんので注意してください。

ではご来場ありがとうございました、また来年もよろしくお願いします。

by全