最近のW.S.（ワークショップ）メモ

23日（金）

始まりから終わりまでの箱書きプロット（３枚）を配布。
展開やらせりふやらがはちゃめちゃに混ざった奴。
その紙の余白に登場人物相関図を写すように指示。

プロットを私が読み上げながら補足説明。

---

26日（月）
エンディングのみ、台本が完成したので配布。

その後、
誤読してもらって構わないのでとにかく想像を膨らませて
感じたことなどを話し合わせる「シーンスタディ」。

懐旧、追憶、郷愁、ノスタルジア、ノスタルジー。
記憶。過去。太古。歴史。
経験したことあることを懐かしく……。
経験したことないのになぜか懐かしく……。
ＤＮＡ。連鎖。
点、線、弧。
個、群。
相反するモノの混在、同居。矛盾。
生の後に死。死の後に再生。
いや、それだけでない。生と同時に死。
細胞は今まさに死ぬと同時に生まれ変わっている。
進行形なのだ。
恋。初恋。甘美、切ない。
夢、幻想、現実。
過去、未来。
歌、詩。
自然、開発。無機質。文明。
光。白。

その後、台本読み。
やはり難しい……。だが面白くなりそうだ。

---

28日（水）
冒頭部が数枚出来たので配布。

プロットやらエンディングやらと照らし合わせながら、
シーンを想像し、チームに分かれての話し合い。
その後、各チーム、読み発表（リーディング）。

互いに風景が見えてない様子。
せりふのみを見ると２人だけのシーンだが、
ト書きなどから分かるように２人と１本。

【１本の木がそこに在る】
そのイメージがなければまったく意味をなさない。
舞台装置として実際に存在させてしまったらつまらない。
観客に幻想の木を想像させ創造させるには、
我々表現者が手を抜くことは許されない。
いつも言っていることだが……。

イメージをしていても、それが表現に結びついてない場合もある。
想像するに至った点は評価できるが、
創造まで至らなければ所詮無意味。

難しい問題だ……。

（表現者の）創造のための（表現者の）想像。
（受け手の）想像のための（表現者の）創造。
創造者は立派な想像者でなくてはなるまい。