ラッシュライフ

こんな話をしってますか？
旅行客が山賊に殺されてしまう話です。

旅行客も必死で抵抗するけれども
結局殺されてしまいます。
で、次にやってくる旅行客の為に、どこか秘密の場所に山賊の弱点を書いておいてやる。


そのおかげで次に来た旅人達は山賊の襲撃にあっても
なんとかやっつける事が出来る。勝利する。

しかし、ハッピーエンドにはなりません。

今度は山賊側が新しい仲間を連れてやってきて
旅行客達を殺してしまう。

これを悲しい話だと思います？

これって考え方と別の視点からの捉え方をすると
まったく違うものが見えてくるんですよね。

旅行客が細菌で、山賊の方が抗生物質。
それをたとえ話に置き換えている。
抗生物質が新しくなり細菌が撲滅される。
そーいう話らしいです。

面白いですね。

うちの芝居の話にも結構こーゆう物って共通していて
見る角度によって、「正義」とか「悪」が反転してしまう。

単純な話ですがなかなかおくが深い話だなと。

「正しい真実が一つあったとして、
それを二つの視点から観察した時
違う結果が出たとする。

そのときに、どちらの視点が正しいかを
判断する方法は本来無いのではと。

自分の正しさを証明する方法なんて
この世にはない。」

そんな事を京極堂は言っていました。

そうなのかもしれませんね。
まぁこれで大事なのってのは
一つの結論に至った時にその瞬間
別の視点から辿り付くことが出来る結論もあるのではないかって事も考える事。

そしてその他の考え方も落ち着いて否定せずに
理解してみようとする事。

そんな教訓めいた話なんだろうなと
俺は感じました。

なんかこれも一つの
「想像のための創造」なんじゃないかなって
思ったりしますが・・・

違いますかね？汗


ｂｙナベ氏