【リレー】3周目3番手！！！

エレベーターはきわめて緩慢な速度で上昇をつづけていた。
おそらくエレベーターは上昇していたのだろうと私は思う。
しかし正確なところはわからない。あまりにも速度が遅いせいで、方向の感覚というものが消滅してしまったのだ。
あるいはそれは下降していたのかもしれないし、あるいはそれは何もしていなかったのかもしれない。
ただ前後の状況を考えあわせてみて、エレベーターは上昇しているはずだと私が便宜的に決めただけの話である。
ただの推測だ。根拠というほどのものはひとかけらもない。
十二階上って三階下り、地球を一周して戻ってきたのかもしれない。
それはわからない。

（『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』より抜粋）


今でもそうですが【物語】の入口を捜してる時があります。

村上春樹の小説のように、今まで正常だと思っていたものが、ある日ほんの小さな異変に気付くことによって、徐々に本当の姿が明らかになっていったり。

またＴＶアニメのように、目の前に突然 摩訶不思議なモノが現れ自分の世界が一変したり。


可能性は捨て切れない、、、

だから、たまに駅の伝言掲示板を見つけると【ＸＹＺ】って書いてしまうだろうな。ハードボイルドを表現したかのような男が現れることを信じて。
（今、新宿の伝言掲示板はないそうですが）

この『シティーハンター』って話も大好きですが、同じ作者が描いた『キャッツアイ』っていう三姉妹怪盗の話も面白いですよ。
特に衝撃のラストが必見です！



どうも吉田したm(__)m
今日の明け方頃・近さんからバトンを受け取りました。

【キャッツアイ】


しかし実際本でしか見たことがなく、しかも最後の方だけ。
そして何故か【リレー】をする前から村上春樹というゴールが見えていた僕が取った行動がこれです。

【逆走】

順番でいうとですね、
キャッツアイ、
シティーハンター、
ハードボイルド、
物語の入口、
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』（村上春樹）

ってのを逆さに辿りました。
なんか大変でした(;_;)読みにくかったらごめんなさい。全記くんあとのことは頼みます。


【追伸】
写メはギャツビーです。
でもよく見ると小文字の【ｇ】！これは小さい容器だからです。
多分デカイ容器には大文字の【Ｇ】って書いてあると思います。
普段あまり目を向けないモノに対して注目すると案外面白い発見があるかもしれませんよ。




ともはる

バトン元【近原】の記事
バトン先【伊藤】の記事