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【9月16日(水) 30日目】

クログスタ役、欠席のため、先へ進まず復習することに。

ということで
第二幕冒頭、念入りに調整。
ノーラ独白+ノーラとリンデ会話

約1枚しか出来なかった。

アクション、リアクション。

息が詰まるタイミング。
動き出すタイミング。
口を開くタイミング。
息をするタイミング。

微妙な、
絶妙な、タイミング。

まるで陸上。
コンマ1、コンマ2の世界。

演者には是非、体現・体感してほしい。



○ 考察 ----------

私の目指すべきリアリズム。

それは、よく言われる、「静かな演劇」の流れでも、
日常の、ぼそぼそしたような会話でもない。

日常を舞台にそのまんま載っけようとしても、
結局はデフォルメでしかない。

リアルを載っけます?
ならば、
女の子が髪の毛を不意に掻き上げる仕草や、
「照明が熱い」と服をばさばさしたり、汗をぬぐったりするべきだし、
(ブレヒトの異化効果にある意味近いな、違うけどw)

しかも、
毎回毎回劇を見る度にそのような生理的行為が、
全く違うタイミングだったら、
(偶然同じタイミングってのもあるだろうが)

それこそかなり、極めて本当に近いリアルである。
しかしそれだって近いだけである。
リアルっぽい、現実っぽいだけ。

舞台という制約のある空間の中で、
ある程度のシチュエーションが作られた中で、
役者と呼ばれる者が劇を演じるわけで、
それを見ようと劇場にお越しなさるお客様が一人でも居ようものなら、

それは所詮、現実ではない。

「ほぼまんまを舞台に載せる芝居」を嫌う人間なら間違いなくそう思うはずだ。

そんな演劇スタイルが一般化していく中で、
それに対して異を唱える者がいるとする。

その異論を唱えた、アンチ派の芝居なんぞ、
リアリズムを提唱する者達からすれば、

「客の正面を向いて演技する時があるなんてダサい」
「声張って、なんか誇張してて暑苦しい」

と思うことだろう。

客の正面?
そこにゃ、第三の壁、見えない壁があるんだろーがw
どっかのお偉方の論文にもあるぞっと。
というかそもそも、戦後リアリズムだってそうだろーが。
たまたま、あんたのほうを向いてただけかもしれねーじゃん。
あんたの顔見ただぁ? 自意識過剰すぎ。
ライブで目が合っちゃったってか?
ばくしょーw

声張ってる?
だから胡散臭いってか?
あんた、訓練された、
いやいや、訓練しようと努力する人じゃねーんだな。
そんなんで舞台に立てるんだから、
その芝居、一般人でも立てるね☆

おっと話がずれた。

私は、芝居なら何でもいい。
どっちも観ることは出来るし。
もちろん、ストレートプレイだけでなくミュージカルだって何だっていい。

どんな劇においても、
ゾクゾクしたり、集中したりする作品に共通しているのは、
間・雰囲気・空気、
すなわち「呼吸」だと思っている。

私の目指すべき「リアリズム」
その前提となる土台は、「呼吸」なのである。



by RADY KESHY
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