演出ノート vol.27 09.13(sun)

【９月13日(日) 27日目】

P.29ラストからP.30真ん中やや越え
約0.5枚。

絶望。
私のイメージに食らい付くどころかはるかに下回っていた。

私は今日、絶望という名の電車に乗ってしまったようだ。

蜷川幸雄が、
若手俳優の不甲斐なさに
「なんで出来ないんだぁーーー」って地団駄を踏んだらしいけど、
俺も危うく踏むところだった……、っていうか踏んでたかもしれん。

とにかく、
互いの息が合ってない。
まあ、それ以前の問題なのだろうが。
これについては下記の考察にて。

絶妙な間。絶妙な息づかい。絶妙なアイコンタクト。

私はそれを求める。強く欲する。我、渇望す。

濃厚な、ミステリーやサスペンスを、
読んだり見たりするような、
むしろその場に居るような、
そんな感覚を提供してください、僕に。

そして絶望を与えて下さい。
絶望という名の失望でなく、絶望という名の充足感を。

僕を満たして下さい。



○ 考察 ----------

ノーラは、
読み自体はまあまあ。アクション・ポイントもまあまあ。
リアクションやアクション自体がNG。その状況下における感情が理解出来てない様子。

ランクは、
読みは惜しかったものの、
アクションのタイミングがアバウトすぎた。
シーンの雰囲気自体は探れてる様子が見受けられるも、
その時の己の心境の理解がやや甘いかもしれない。
感情を無理に飛躍する必要はないのだが、ただの引き摺り型もNG。
微妙に、常に、変化しているはずだ。
ゆるやかな雲の流れを体得せよ。

登場人物マテリアル（気質 ver）が見えてきたので、ここに記しておこうと思う。

ノーラ → 風（軽い）
ヘルメル → 砂（さらさらな土）
クログスタ → 泥・粘土（ドロドロな土）
ランク → 雲（緩やかな動き）
リンデ → 風（重い・湿り気あり）

穢れなき「風」と「砂」を、
奇妙な「雲」と「風」と「泥」が
大雨（災い）を生み出す。

やがて、

奇妙な「雲」は消え、
奇妙な「風」と「泥」は生まれ変わり、
穢れなき「風」は水（災いのもたらしたもの）を含みながら旅をし、
穢れなき「砂」は水（災いのもたらしたもの）を含み、泥沼となり、身動き取れなくなる。



by RADY KESHY