１人、再演中。

または3月10日のワークショップ・中山の場合。

バレエ・ストレッチ、アイソレ、表情筋、滑舌、発声を一通り。

慣れると一時間で一巡りできます。
もちっとやりたい気もするけど、アップには此れ位が程よい感じ。


技術の定着化を図る為、一年前の上演作品「王女メディア」を読む。

本番が去年の二月の終わりから三月の頭にかけてだったから本当に一年経ったんだなぁ。

冒頭数ページの台詞を声に出す。

感覚は忘れてない、技術的なものは踏襲できてる。

んー、でも力んでしまって声が浅いかも。喉に負担がかかり過ぎてる。

『あの頃を思い浮べて』
ニーナの台詞じゃないけれど。

幾度となくやった稽古と本番の空気を。

身体の深部から沸き立つ、あの感情を。

生々しい魂を。

一年が経ってしまったけれど忘れてなかった事にほっとした。

数ページしか読まなかったけど、お腹がむぎゅぅ～となって、息も絶え絶え頭はぼんやり、覆い被さる疲労感。

ああ、この感覚も久しぶり(苦笑)

メディアはやっぱり特別です。すっげぇハード。やる毎に発見がある。中毒性のある魅力。

台詞読んでるだけでぞくりときちゃう。

最近思うのだけど重心と脱力そして質感は大事やね。
メディアは重い塊が胃のあたりにある感じ。
バドミントンの基本姿勢のよーに、ちょっと腰を落として程よく脱力。

何が起きても受けとめられる。反撃できる。

臨戦態勢ばっちり、そんな構え。

ノーラとニーナは臨戦って感じではないから、やっぱり姿勢だけで役の個性って出るんだなぁ。


by中山