公式HPへ
ブログTOPへ
← NO.3362 NO.3361 NO.3360 NO.3359 NO.3358 NO.3357 NO.3356 NO.3355 NO.3354 NO.3353 NO.3352 →
← NO.3362 NO.3361 NO.3360 NO.3359 NO.3358 NO.3357 NO.3356 NO.3355 NO.3354 NO.3353 NO.3352 →
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
僕は、ふと綺麗な女性とすれ違えば振り返ります。
猫が前を通りすぎると、大抵は無視します。
僕の周辺には猫をかまう人が多いのですがそんなみんなも、いきなり猫に話しかけられればかなり微妙な顔をするんじゃないかと、僕は思うのです。
つい先日、稽古場に向かっていた時のこと。
僕は陽気に?否!寡黙にかっこよく歩いているように見られてたらいいなぁと心の中で思いながら、ニヤニヤ歩いていると、右耳の少し上らへんから何かに呼び止められた。
急な声にさすがに振り返ると、家の塀の上に黒猫が一匹、日が落ちて暗い風景に溶け込むように、自然に座っていた。
げっ、猫だ
と思わず口に出した僕の顔は、もし道行く人に見られていたならば、微妙の一言だったに違いない。
猫じゃない、神の使いだと言ってきたから僕は、ニャーニャーうるせーって言ってやった。
すると、猫は二本の足で立ち、
猫じゃなーーーい!
と余った両手を振り回した。
その格好ときたら、CMで流れてた、アヒルと踊る猫もビックリなくらい滑稽であった。
猫好きな友人が、2足で立つ猫は猫じゃないと言ってのを、咄嗟に思い出した。
やべー、こいつマジに神の使いかも、なんかやたらと絡んでくるし。
稽古に遅れるとまずいのでもう行くぞと
暴れる神の使いと名乗る猫にしか見えない猫に話すと、
ピタリと滑稽なダンスのような動きを止め
なら仕方ない、行けと
偉そうに言ってきた。
少し腹が立ったので、携帯カメラのフレームに神の使いとやらをおさめてやろうと、僕はシャッターをきった。
写真には闇に光る両眼が浮き上がった。
僕がもう一度、塀を見ると奴の姿はなかった。
こうして僕は猫の目が本当に光るということを知った。
久々にジョンカーペンターの映画、光る目を見ようかなと思いつつ僕はその場を後にした。
by全
猫が前を通りすぎると、大抵は無視します。
僕の周辺には猫をかまう人が多いのですがそんなみんなも、いきなり猫に話しかけられればかなり微妙な顔をするんじゃないかと、僕は思うのです。
つい先日、稽古場に向かっていた時のこと。
僕は陽気に?否!寡黙にかっこよく歩いているように見られてたらいいなぁと心の中で思いながら、ニヤニヤ歩いていると、右耳の少し上らへんから何かに呼び止められた。
急な声にさすがに振り返ると、家の塀の上に黒猫が一匹、日が落ちて暗い風景に溶け込むように、自然に座っていた。
げっ、猫だ
と思わず口に出した僕の顔は、もし道行く人に見られていたならば、微妙の一言だったに違いない。
猫じゃない、神の使いだと言ってきたから僕は、ニャーニャーうるせーって言ってやった。
すると、猫は二本の足で立ち、
猫じゃなーーーい!
と余った両手を振り回した。
その格好ときたら、CMで流れてた、アヒルと踊る猫もビックリなくらい滑稽であった。
猫好きな友人が、2足で立つ猫は猫じゃないと言ってのを、咄嗟に思い出した。
やべー、こいつマジに神の使いかも、なんかやたらと絡んでくるし。
稽古に遅れるとまずいのでもう行くぞと
暴れる神の使いと名乗る猫にしか見えない猫に話すと、
ピタリと滑稽なダンスのような動きを止め
なら仕方ない、行けと
偉そうに言ってきた。
少し腹が立ったので、携帯カメラのフレームに神の使いとやらをおさめてやろうと、僕はシャッターをきった。
写真には闇に光る両眼が浮き上がった。
僕がもう一度、塀を見ると奴の姿はなかった。
こうして僕は猫の目が本当に光るということを知った。
久々にジョンカーペンターの映画、光る目を見ようかなと思いつつ僕はその場を後にした。
by全
PR
忍者ブログ [PR]