冬の幻影

昨日、巣鴨をチカさんと歩きました。

すごく寒い日で、僕は電車に乗りたいくらいでした。

しかし彼は歩くと。

ちょー寒いって嘆いてたら、チカさんが

北国で育ったから、あんまり寒くないよ

とか言い出しました。

それを聞いた僕は
はじめの一歩のあるシーンを思い出しました。

一歩が土手でロードワークしていると、見たことある人が斜面に横になっていた。

その人物はかつて対戦した外国人ボクサー、ヴォルグ・ザンギエフだった。

ヴォルグはあまり日本語が話せなかったので、土手で１日野宿していたと話す。

それを聞いた一歩は、こんな寒いのに大丈夫だったんですかと慌てながら聞く。

ヴォルグは日本の冬はロシアに比べれば全然平気だと答えた。


そんなシーンを思い出させるチカさんの言葉でした。


ちなみに彼は、自分の後ろに写ってる看板を見て、来年は痩せてやると僕に言った。

by全