マッドドッグ

昨日の深夜、雨が土砂降りの中、僕は友人と車を走らせていた。

あまりにも強い雨で、フロントガラスが見えず、 近くにあったコンビニで雨の様子を見ることになった。

なんともないコンビニで、友人は珍しく僕に飲み物を買ってくれた。
友人は、飲み物とホットドッグを買い、店員にホットドッグを温めてもらっていた。

買い物がすんだ僕らは、車に戻り、少し話した。
友人はホットドッグを食べていた。

ボキッ、ガリッ

うわーっ、友人が急に叫んだ。

僕は友人に目をやり、少しして、異変に気付いた。

ホットドッグに…………指が！！

なんてことだっ！ソーセージの変わりに指がホットドッグに入っているなんて。

この店の裏には殺人事件が息をひそめているんだ。
僕らは店をしばらく見つめた。

これはスウィーニートッド事件と名付けられるだろう。
しかしこんな飽食の時代に何故…

しかし僕らは何も見なかったことにして、大雨の中、車を走らせた。

またあの店で人が、殺されるかもしれない…そう思いながら。

証拠写真を載せておく。

※この物語にはフィクションが含まれています。
by全