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急なことなんだけど、僕の思い出話でもしようか。ホントはそんな話をするとひどく参ってしまうんだけど、今日はなんだか気分がいいんだ。
君にもちょっとした話があるだろ?
僕の家の隣に、庭付きの大きな家があってね、そこのお嬢さんなんだけど、もう長い付き合いで僕の幼なじみなんだ。
彼女は【村上】っていうんだ。
村上はなかなか聡明で、運動もできる。そーじゃなきゃ、僕はすぐに参ってしまって、歪んだ顔を隠しながら付き合わなきゃならない。そんなこと世界が吹っ飛んでも考えたくないね。
それに彼女ときたら、とびきりセクシーなんだ。 そりゃあ僕がマジになるくらいに。
オッパイなんて、触ったらミルクが溢れるんじゃないかと思わせるくらいの張りがあるんだぜ。
あっ、僕が彼女をそんなふうに見てるってことは内緒だよ。
そんな彼女が、ハイスクールの時だったかな。両親が出掛けていないことを知って、料理を作りにきてくれた時があった。
僕は足を伸ばしてソファーに座っていた。ホントは何も食べる気がしないんだけどなぁ。
台所から彼女は「ミックスジュースを作るけど、フルーツはどーする?」
彼女のミックスジュースは格別なんだ。果物の配分が頭に全て書き込んであって、それを利用して数学に生かしてるのかなって思うくらいに完璧でおいしいんだ。
それに彼女ほどジューサーミキサーの似合う女性を僕は見たことがない。
「りんご」と僕は彼女を見ずに言った。なんで見なかったかって?
見てたら思わず、君のオッパイもね、なんて僕の調子の外れた頭が口を動かしかねないからね。
りんごだけなら、リンゴジュースを飲んでと少し彼女が怒ったもんだから、適当に数種類の果物の名前を言ったよ。
「それを飲んだら、外へ出よう」僕が言うと、彼女は自分の服を少し確認してから、いいよと言った。
彼女はとても可愛いらしい格好をしてたもんだからね。 僕は時に優しかったりもするんだよ。
バイクがあれば格好もつくんだけど、この前友人に貸してそのままだった。その友人は事故にあって、右手を骨折したんだ。あちゃちゃ、かわいそうに。それでバイクも壊れちゃった。僕は全然気にしてないんだけど、彼の持ってるゲームは全部もらったよ。
大きなツリーがある街まで歩いた。
彼女は季節と少しずれた格好で、寒そうだった。だから僕もサンダルを履いたんだ。
実は連日の雨で靴が全部濡れちゃって、サンダルしかなかっただけなんだけどね。
彼女はそれを見て笑ってた。
彼女の赤いハイヒールは僕をいらつかせた。
カツカツした音を聞きながら道路に目をやった。少女が白線に沿って歩きながら何か歌ってるもんだから、僕は耳をすまして道路に近づいた。
その時、トラックが走ってきて大きなクラクションを鳴らした。
僕は頭をかきながら、その場を後にした。
少女は目を丸くして、しばらく動かなかった。
きっと少女は、この時以上のクラクションを今だに聞いてないと思うよ。
村上はちょっと先の本屋の前で、クラスメイトの男と話ていた。
僕はそいつが嫌いなんだよ。頭が良くてもユーモアがなければ話にならない。そう言ってやろうと思ったが、話すと頭がクラクラするから黙って通りすぎた。
全く参っちまうよ。
彼女は僕の行動に首を傾げながら後からついてきたけど、僕はそのまま家に帰ってしまった。
夜に彼女から電話があって、あまりにしつこいから言い合いになった。
ついついあの事を彼女に言っちまったんだ。彼女は泣きながら電話を切ったよ。
なんてね。言えるわけないじゃない。でも、もめたのはホントだよ。けどまた同じ朝が始まるんだ。
なぜって?明日も一緒にいたかったからさ。
注1、この文章はフィクションであり、全に【村上】という友人はいません。
注2、全の恋愛観は含まれていません。
君にもちょっとした話があるだろ?
僕の家の隣に、庭付きの大きな家があってね、そこのお嬢さんなんだけど、もう長い付き合いで僕の幼なじみなんだ。
彼女は【村上】っていうんだ。
村上はなかなか聡明で、運動もできる。そーじゃなきゃ、僕はすぐに参ってしまって、歪んだ顔を隠しながら付き合わなきゃならない。そんなこと世界が吹っ飛んでも考えたくないね。
それに彼女ときたら、とびきりセクシーなんだ。 そりゃあ僕がマジになるくらいに。
オッパイなんて、触ったらミルクが溢れるんじゃないかと思わせるくらいの張りがあるんだぜ。
あっ、僕が彼女をそんなふうに見てるってことは内緒だよ。
そんな彼女が、ハイスクールの時だったかな。両親が出掛けていないことを知って、料理を作りにきてくれた時があった。
僕は足を伸ばしてソファーに座っていた。ホントは何も食べる気がしないんだけどなぁ。
台所から彼女は「ミックスジュースを作るけど、フルーツはどーする?」
彼女のミックスジュースは格別なんだ。果物の配分が頭に全て書き込んであって、それを利用して数学に生かしてるのかなって思うくらいに完璧でおいしいんだ。
それに彼女ほどジューサーミキサーの似合う女性を僕は見たことがない。
「りんご」と僕は彼女を見ずに言った。なんで見なかったかって?
見てたら思わず、君のオッパイもね、なんて僕の調子の外れた頭が口を動かしかねないからね。
りんごだけなら、リンゴジュースを飲んでと少し彼女が怒ったもんだから、適当に数種類の果物の名前を言ったよ。
「それを飲んだら、外へ出よう」僕が言うと、彼女は自分の服を少し確認してから、いいよと言った。
彼女はとても可愛いらしい格好をしてたもんだからね。 僕は時に優しかったりもするんだよ。
バイクがあれば格好もつくんだけど、この前友人に貸してそのままだった。その友人は事故にあって、右手を骨折したんだ。あちゃちゃ、かわいそうに。それでバイクも壊れちゃった。僕は全然気にしてないんだけど、彼の持ってるゲームは全部もらったよ。
大きなツリーがある街まで歩いた。
彼女は季節と少しずれた格好で、寒そうだった。だから僕もサンダルを履いたんだ。
実は連日の雨で靴が全部濡れちゃって、サンダルしかなかっただけなんだけどね。
彼女はそれを見て笑ってた。
彼女の赤いハイヒールは僕をいらつかせた。
カツカツした音を聞きながら道路に目をやった。少女が白線に沿って歩きながら何か歌ってるもんだから、僕は耳をすまして道路に近づいた。
その時、トラックが走ってきて大きなクラクションを鳴らした。
僕は頭をかきながら、その場を後にした。
少女は目を丸くして、しばらく動かなかった。
きっと少女は、この時以上のクラクションを今だに聞いてないと思うよ。
村上はちょっと先の本屋の前で、クラスメイトの男と話ていた。
僕はそいつが嫌いなんだよ。頭が良くてもユーモアがなければ話にならない。そう言ってやろうと思ったが、話すと頭がクラクラするから黙って通りすぎた。
全く参っちまうよ。
彼女は僕の行動に首を傾げながら後からついてきたけど、僕はそのまま家に帰ってしまった。
夜に彼女から電話があって、あまりにしつこいから言い合いになった。
ついついあの事を彼女に言っちまったんだ。彼女は泣きながら電話を切ったよ。
なんてね。言えるわけないじゃない。でも、もめたのはホントだよ。けどまた同じ朝が始まるんだ。
なぜって?明日も一緒にいたかったからさ。
注1、この文章はフィクションであり、全に【村上】という友人はいません。
注2、全の恋愛観は含まれていません。
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